ハガレン実写映画決定にマジ凹む
自分は本当に心が狭いな、と思う事が普段から色々とあります。
そのうちの一つが、漫画作品の実写化を認められない時、なんです。
実写化作品の全てを認めないわけじゃなくて、公開前からまぁ良いやと思えるものもあれば、公開されたものを見て許せるものもあります。
あまりに原作からぶっ飛んでいたとしても、これはこれで、と思えるものも、ね。
ただなぁ~~~………。
『鋼の錬金術師』は、漫画もアニメも大好きなんです。
いや、正直に言うとアニメで好きなのは第二期で、第一期のオリジナル展開は劇場版も含めて嫌いというか、主に暗い内容という点で苦手です。
それでも、アニメ第一期くらいなら、原作との違いも許せるのですが。
実写化はどうしても許せねぇ。
一番許せない理由は、エド役の俳優が明らかに大人だという事です。
どうやっても原作のような幼さにはならない。
私は、原作の鋼の錬金術師において、エドやアルが子供という事は非常に重要で、だからこそあの素晴らしい物語が出来上がったと思うんです。
幼いからこそ怖いもの知らずで、失敗しては大人に怒られ、反省しては柔軟に考えを改めながら、大人以上の行動力で駆け回って、世の中の様々なものを見聞していく。
そんなエルリック兄弟の成長し恋に目覚める姿を見守る事も、ハガレンの中でとても大きな楽しみであり魅力でした。
子供の兄弟がいたからこそ、大人キャラ達の魅力も引き立ったと思います。
子供の真っ直ぐさと愚かさ、大人の頼もしさと汚さ。
兄弟、家族、大人と子供、更に性別も国籍も人種も種族も超えて、命が一つになっていく物語が、私の中の『鋼の錬金術師』なのですが、それはさておき。
実写版のエド役って、山田涼介、23歳じゃんかぁ………。
実写映画に、タッカーも出ますけど、エドの俳優が大人じゃあ、タッカーの有名な台詞「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」も、決まらないと思います。
温和で善良そうな顔をしながら、実は幼い実子まで錬金術の生贄にしていたタッカーが、その歪んだ本性を表わした時、あの台詞で、タッカーはエド達も含めた「子供の敵」になったんですよ。
少年誌に掲載された漫画として、つまり読者である少年達にとっての敵にもなった、とても強烈なシーンであり、キャラクターだと思うんです。
それが、実写映画では再現しがたくなった。
実写映画のタッカーがどのような設定になるかわかりませんが、原作だと、まだ子供なのに天才的な錬金術の能力を持ったエドと対比して、実績を出せない大人の錬金術師であるタッカーの哀れさも感じられたのですよ。
ああ…。
あと、やっぱりどうしても、原作の内容を映画の中でどれだけ描けるかが不安。
先ほども書きましたが、私の中の話しで、『鋼の錬金術師』は、無数の小さな命が、年齢も性別も国籍も人種も種族も超えて一つになり、命を冒涜する存在を倒すという壮大な物語なのです。
それを、映画で描くだろうか……いや……ない……。
だから。
だから。
ぶっちゃけ、悶えるほど実写化が嫌です!!!
嫌なんだよぉおぉぉぉ………。
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